今日は精神というくくりのお話。

落ち込ませてくる奴
一生懸命頑張ったのに、一つの失敗を責めてくる奴、なんだったら成功してもそのクオリティが低いとかいちゃもんつけてくる奴、今上手くいっても、過去のことを持ち出してはバカにしてくる奴、いますよね。
なんでそんなこと言うんだろう、と自分の心から避けてみても、気づいたらまた言われたことを繰り返し思い出している。他のところはできているのに、と思ってみてもたった一つの失敗がよぎってしまう。そして同じシーンを思い返しては反省し、落ち込んでしまう。全く同じ機会なんて来ないのに。
上手くいったとしても、自分が思っているだけで、周りの人は気遣って褒めただけなんじゃないか、他の人がやったらもっと上手くいったんじゃないかと考える。自分なんていない方が、なんて考えてみたりする。
自分が上手くいったのはたまたまで、他の人もサポートがあったし、昔色々な失敗しては迷惑かけたし皆んなに恩返ししないと、こんなんじゃ足りない、と思っては今回の成功は横に置いて、他の人の成功を羨ましく思ったりする。
そんなやりとりをこうすればよかったのか、ああ言えばよかったのか、色んなことを検討しては正解はもうすぎてしまったから分からない。
あれ、落ち込ませてくる奴は誰でしたっけ。最初に言われた何かより、自分が考えているターンの方が多かったですね。
そうです、あなたを落ち込ませているのは、あなた自身です。
それは誰か
他人が自分を悪く言っていても、その意見を採用するのは自分です。ふと否定的な思いがよぎっても、それを繰り返すのは自分です。成功しても、一つのつまづきを気にするのも自分です。上司や同僚から評価されても、その意見を採用しないのも自分です。
自分は24時間、365日自分のそばにいます。
職場の人、友人、家族、ネットの書き込み、それらが自分を肯定している意見があったとしても否定的に言う自分がそばにいれば、それが一番の強大な意見となります。
ずっとそばで否定的な意見を言われていると、それはそれは自己肯定感が下がっていきます。
自信がない時に、他者に愛情や自信を求める人もいます。ですが大抵の場合は埋まりきらないので、どんどん求めてしまいます。そうすると求めていた相手が疲弊して自信や愛情を供給してくれなくなっていきます。そうすると愛情を求めていた相手に対して苛立ちや憎しみを感じてしまいます。
他者に求めても十分な量には必ず足りません。自分でどうにかするしかないのです。
自信は自給自足、これをいつも伝えています。
分離すること
自分を否定している人に出会ったらどうするか、その人自身に「そんなこと言うのはよくないよ」「自分にもっといい言葉かけてあげなよ」と思い、伝えることも優しさなのかもしれません。
ですがそれは本人を叱っていることになるので、結局さらに自信をなくすきっかけとなってしまいます。
私の関わりとしてはその人と、落ち込ませてくる奴を分離していきます。
自分が努力して勉強した、でも試験に落ちてしまった、そんな時自分に「出来損ないだ」「何のためにやってきたのか分からない。時間の無駄だった」と言葉をかける自分がいます。
そんな時に自分のために他にそんなに頑張ってくれる人はいるかを確認します。毎日食事をさせて、歯を磨いて、着替えさせて、戸締りも確認して、勉強もさせて、お金も渡してくれる。そんな人は世の中に自分以外にいたとしたら、「出来損ないだ」と言葉をかけるでしょうか。
同じように自分に厳しい声掛けをしそうなタイミングの前に、私はその人に声をかけます。「前すごい勉強頑張ったのに「出来損ないだ」とか言ってくる人いたから、今回は会わないように気をつけてね」と。
本人に「自分にこんなことしちゃダメだよ」ではなく「その冷たい人、無視していいからね」と落ち込ませてくる自分を分化させて客観視できるように関わります。
自分に過度に厳しい人は、距離を取るのが一番です、それは他人でも、自分でも。
自信をつけることも大切ですが、自信を奪い取ってくる奴から距離を取る、これが第一優先です。
そんな私の根拠のない、精神というくくりのお話、でした。


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