今日は教育のトライのお話。

有給の取り方
ブログに何を書こうかなと悩んでいて、職員に相談し、うちの事業所が他と違うところどこかな、と聞くと「上司が有給を取れってめちゃくちゃ言ってくることですかね」と言われました。
確かに有給をとってほしくて月一回以上はみんなに言っている気がしています。
有給をとる、それは何が良いのかというと、法律的に取得してもらわなければならないと決められているというところも大きいのですが、長期的に働いてもらうためには休むことはとても必要だと思います。
人事考課の目標に下期で有給3日以上は取る、を目標にしている職員もいたりして、うちの事業所は1時間単位でも有給を取得できるので空きあらば有給の取得を勧めています。
子育て世代の方々に求人でよく問い合わせをもらうのが「休みやすい職場ですか」という質問です。休みやすいとは…とその度にいつも考えます。
休みやすい仕事は、やりがいのある仕事なんだろうか?と考えます。誰でもいつも代わりがいて、自分がいなくても全く平気な職場、それは果たして良い職場なのだろうか。
休む時に快く送り出してくれるというのは大前提で必要なことだと思います。ですが、仕事のやりがいと休みずらさは多かれ少なかれ相関してしまっていくものだと思います。
あなたじゃないとだめ、そう思ってくれる顧客がいること、この仕事ならあなたと思ってくれる同僚がいること、この仕事をお願いしたいと一定の負荷をかけてくれる上司がいること、私はそれをやりがいのある職場と感じます。
それでも休みやすい職場を求めるには、管理者である私が積極的に休みを推奨すること、私も休んでいる姿を見せること、休むときは笑顔で送り出すこと、さぁそれをすれば休みやすい職場になるかというと実はそうではないんです。ここが難しいところだな、と最近気づきました。
休みって何
職場から遠くに住む人、ライフワークバランスを積極的に取ろうとしている人、そんな人にありがちなのが「休みの日も仕事のことを考えちゃうんです」という思いです。
仕事の負荷がどうか、というのもあるのかもしれませんが、訪問看護は密接な対人援助職なので、こういえば良かったか、ああ言えば違ったのかと考えてしまうのだと思います。
タイムリーに疑問の解消や反省点の振り返り、インシデントの対応などが行え、持ち越すことなく勤務時間を終えられれば良いのですが、そうもいかない時もあります。
でもライフワークバランスって奴には持ち越さないことが必須なのです。そんな職員のお悩みには「結論を出す」ことをお勧めしています。
振り返ってみて、自分にその場面で何ができたのか、それが行えたのであればどのような変化が起きたのか、それは確定された結果なのか、などなどをまずは私と話しながら結論を出す癖をつけます。
もっとできたことがあったんじゃないか、それは何なのか、本当にそれで変化するのか、自分という資源より利用者に依頼すべきことの方が優先順位が高いのでは、それはその場で何をするかより、ケアマネージャーから依頼してもらう方が順序として正しいのではないか、など異なる見解と結論を考えていきます。
それを上手くやるコツとしては「そんなに自分は影響力の強い人間ではない」と言い聞かせることです。自信がないから思い返してるはずなのに、自分が行えば全てのことが変わったのではないかと思えるくらい影響力を持った人間となっている矛盾が生じます。
できること、できないことをきっちり分け、思考の継続の余地がないところまで考えて終わる、それが済んでこそ頭の中もお休みです。
仕事をしながらいかに休めるか
私は管理職でもありますが、経営者でもあるので、だいたい常に働いているという感じになっていますが、もやもやした辛さが出現することもあります。仕事とプライベートをきっちり分けるのは難しいですが、それでも大事にしているのは「仕事」か「プライベート」かで枠組みをしっかり作らないことだと思っています。
仕事であっても仲の良い支援者さんに会うとほっこりますし、営業先のカフェでのんびりできるのは至福の時間です。仕事だからと言って時給換算ではないので成果に直結するわけではなく、ひたすらタネを撒き続け、伸びないものを待ち続けることもあります。
それが仕事かプライベートかといえば、仕事なのかもしれませんが、楽しいか楽しくないかというと、休みの日にInstagramを寝っ転がりながら眺めて結局何もしなかったな…と思うよりはだいぶ楽しい過ごし方です。
仕事とプライベートというよりは「楽しいことをやる」それが大事なスタンスです。
休みたい、というよりは人生を楽しみたい、そう思っていますし、そんな過ごし方を職員にもして欲しいなと思っています。
そんな私の根拠のない、教育のトライのお話、でした。


コメント