今日は教育のトライのお話。

あんなこといいな
理想の生活ってみんな持ち合わせているのかなと思います。これができたらいいな、こんな職場だったら、あんなパートナーだったら、こんな自分だったら、あぁいう家だったら、あの親だったら、あの人と知り合いだったら、なんていろんな夢がありますよね。
そんな時に自分の環境や、自分自身と照らし合わせると羨ましいなと感じることがあると思います。
あんなこといいな、と羨む気持ちは誰にでもあるし、自分には到底手に入らないであろうものも世の中には溢れかえっています。
SNSを見れば華やかな生活や、ダイエットに成功した人、株で儲けている人、ハリウッドセレブの生活など、自分の生活とは全く異なる世界の情報がどんどん入ってくる世の中になりました。
そんな生活を目の当たりにすると、自分の生活は…と悲しくなってしまうこともあるんじゃないかと思います。
けどそれはもはや「宝くじ当たればいいな」くらいの夢物語の世界であることもありますよね。
できたらいいな
以前、一番いい言い訳の作り方。でもお話しましたが、自分にはできない理由がたくさんあります。
子育て中で、家事が忙しくて、通勤時間が長くて、家族の介護があって、などなどたくさんの社会的な事情を抱えながらみんな働いています。
それでも仕事をしていく中で、自分を高めたいと感じ、勉強しなくちゃと課題に当たることもありますよね。
仕事は仕事、プライベートはプライベートと分けなければやっていけないのは、勉強という項目についても同じです。勉強がプライベートに食い込んでしまえばプライベートが侵食されてしまい、バランスが崩れてしまいます。
その中で、仕事を高めるために、勉強しなくちゃ本読まなくちゃ、と意気込んでも無理なものは無理です。
仕事上で知識が足りない、分かってないと自認する時は課題にぶつかっている時なので、学び時ではあるのですが、勉強ができない環境にある職員も多くいます。
「もっと勉強しなきゃいけないですよね」「学んでおかないと」とそう意識高く言ってくれる職員はとても頼もしい限りなのですが、私はあまり応援はしません。
プライベートも忙しい、そんな時に、本を読めたらいいな、研修に行けたらいいな、とあんなことそんなこといっぱい考えては、みんなみんな叶わないという現象に当たります。
ならば本を読む時間を捻出できない、のであればそれは「あんなこといいな、できたらいいな」と憧れるのではなく、「できない」と決めるしかないのです。
夢にもそろばんを弾く
仕事で身につけたいことの計算式に、自宅で本を読む+研修に行く+勤務中に調べる+分からないことは聞く+疑問に思った事はノートに書く、なのだとしたら、確かに毎日が大きくプラスになっていくかもしれません。
ですが、それは可能ではないのです。自宅で本を読む、研修に行くという項目に数値が入れられない環境にあるのならば、それを勘定項目にそもそも入れなくて良いのです。
自宅で本を読む、無理だな、ゼロ、じゃあこの仕事で身につけたいことの計算式には入れない、それでいいんです。
できたらいいのにな、やったほうがいいのにな、という感情を持って自分の環境を嘆いている時間があるならば、効率的に生きるために寝ていたほうが良いくらいです。休息だって学ぶ上では不可欠ですから。
できないものを嘆き続ける時間はとてももったいないのです。
なので事業所では朝の申し送り前にミーティング勉強会を行なっています。子育てに忙しい方々でも日々疑問を解消しながら仕事ができるように、そして勘定項目の中に「ミーティング勉強会で学んだことをノートに書く」を増やせれば、それだけでも仕事で身につけたいことの計算式は必ずプラスに傾きます。
爆発的なプラスはないかもしれない、でもできないことを嘆くより、それはもうできないと切り捨て、何ができるかを考えて欲しい、そうすることで必ず自分は進化していくものです。
勉強しよう、なんて煩雑なことは私は言いません。少しプラスを集めていけば、必ず1年後の自分は変わるはずです。
そんな私の根拠のない、教育のトライのお話、でした。


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