そういうゲーム。

本をよむこと

今日は本をよむことのお話。

本の感想

私はひらがなが好きで、児童文学が好きです。

児童文学を描いている作家さんが紡ぐ、文章の奥行きにとても惹かれます。好きは漢字で書いて、嫌いは漢字で書かない、それが文章を読んでもらうターゲット層の漢字習得に合わせたものなのかもしれないけれど、その奥行きにすごく惹かれます。

きっとヨシタケシンスケさんの作品は、児童文学というより絵本に分類されるものなのですが、読み聞かせをしていても、子どもは笑っていて、私は泣いているという現象がよく起こります。

この作品も同様で、描写に当てはまること、その時の情動と、ただ淡々と語られるゲームのルールの相対する表現に目の奥がつーんとなります。

きっと子どもは、なんで泣いているんだろうと思って、大きくなって、自分の子どもと本屋さんに行った時、懐かしいなと思って手に取ったこの絵本を読んで、同じ思いになるんじゃないかと思うのです。

あぁ、あの時親はこんな気持ちだったんだ、なんて。

泣いている私は、読んでいる親自身の人生を案ずる思いではありますが、もしかしてこの子も、今はこんな小さいこの子も、いつかこの絵本に書かれているような、そんな思いをするのかもしれない。

それが書いてあるのが「絵本」というものであることが、切なさを増幅させているような気がします。

絵本を読んでもらうような小さなこの子に、知っていてほしい、でも、知ってほしくない。

人生はときに苦しくて、悲しい。でも楽しいし、面白い。でもどうしようもなく辛くなったとき、この本が我が子のそばにいてくれたらいいな、と思うのです。

今は楽しく読んでいても、いつかその奥深さに気付く時、この中のワンフレーズでもあなたを救ってくれる力になると思うから、少しでも覚えていてねと願いながら読み聞かせます。

子どもは眠くなっても、大人は眠くなくなる絵本。威力は絶大です。

そういうゲーム [ ヨシタケシンスケ ]
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そんな私の、本をよむことのお話、でした。

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