毒になる親。

本をよむこと

今日は本をよむことのお話。

本の感想

本を読む時に、ここは序章だな、前置きだな、ここから本題だな、これは閑話休題だなと、作者がどんなペースでこの書籍を書いたのか思いを馳せながら読んでいます。

この本はずっと本題、故に読みたいけど読めないのです。内容が濃すぎて読むのにだいぶかかりました。

精神科看護に携わるものとしてというか、人として、子どもとして、親として背筋が寒くなる思いをしました。

自分が子どもとして体験したものはどうだったかと思うと、重なる部分も多く、でも自分が親としてこれらに当てはまらないかと考えると、そうでもなく、どちらに傾いても「人として生きる」ということはこんなに大変なんだと感じました。

これらに当てはまらない人間なんているんだろうか、人として人の中で生きるということはこんなにも大きなものを背負うリスクを抱えて生まれてくるなんて、何て世界なんだろう。

私が支援していく中で、精神科にかかっている人で、これに当てはまらない人はほとんどいないし、それは精神科受診という括りになくとも、職員であっても、友人であっても、すれ違う人であっても当てはまらない人はいないんじゃないかと思う。

それだけ人が人を産んで育てるということは、繊細で難しいことなんだ、でもそれを人類はやらなければいけなくて、その責任を負って生きなければならない、けれどそれをケアする者も人であるのはなぜなんだろうと思うのです。

虐待のケースだと、歪な親の教育を医療で賄うことはどうなんだろうと思う時がありました。

けれど、きっと医療という括りですることに意義があるのだと今は思っています。

「毒親」何て言葉が流行っていますが、これを読んだ人は気軽にそんな言葉は遣えないと思います。みんな成りたくて成ったわけではない、けれど正しい子育てってなんなんだろう。

そんなことが、個々の采配に任されて行われるのであれば、必ず支援は必要です。

何度も読み返したいけど、しばらくは読み返せないなと感じる本でした。すごく、密度の濃い、凝縮された本です。ぜひ、ご一読を。

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そんな私の、本をよむことのお話、でした。

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