今日は本をよむことのお話。

本の感想
日本で生きたことしかないので、海外がどうなのか、世界から見てどうなのか、という視点で物事を考えると、考えてみたとて、そう言われましてもここは日本ですし、と思っていました。
でも自殺者数は高水準であり、うつ病の罹患率は増え、生活していても生きづらさを感じることも増えてきたような気がします。
自分が勉強会を主催するときにはどんな事業所を作っていきたいかを考え、それを踏まえたの教育方針をもとに考えていきます。そう考えると、全国の小学生を見据え指導要領を検討する厚労省の凄さをこんな立場からも感じることができます。
どんな大人に育つのか、どんな社会を作りたいのか、それは個々の裁量にもよりますが、基礎教育の成す部分は非常に大きいのだと思います。
デンマークの教育は同じ地球の教育なのかと思うほど異なるものでした。250ページほどの本でしたが、3時間くらいで一気に読んでしまうほど読みやすく、興味深い内容でした。
どんな生き方も尊重し、認めていく姿勢は大人になってからも重要な考え方になります。お互いが競争相手なのではなく、共創相手として関わっていくこととして、競わない、比べない姿勢が関わる大人には必要になります。
手を繋いで徒競走をゴールする、運動会で勝ち負けをつけない、テストでも順位を発表しない、それに物足りなさを感じるのは、私が日本教育で育ってきたからなのかもしれません。
外的に褒められなくとも、他者と比較しなくても自分自身で自分の価値を認められるという力が、人生の満足度には重要なのだと思います。誰かより優れていること、他者に認められること、それより重要なのは、自分が自分を大切に思い、周囲にいる他者も同じように自分を尊重していると認識することなのだと思います。
それは数年で実現されることではなく、何十年、何百年かけて行なっていく、どういう国を作りたいかという思想がもたらされる物です。
政治不信があったとしても、世界情勢が変化していっても、それも全て変えることができるのが教育であり、それを主導するのが国です。競うのではない風土がゆっくりと根差し、個々に認められる世界で、自分らしく生きる、そんな言葉にしたら簡単なことをどうやったら行えるのか、それを真っ直ぐに考え続けていった人がデンマークという国を創っていくのかなと思います。
たくさんの人の上に文化が成り立ち、それが国になる。それが世界と向き合う基盤になる。どうかたくさんの子供が、そして大人が、楽しく過ごせる世界になって欲しいと、期待はやみません。
どう実現していったのかと不思議なくらいのデンマークの教育、学んでみると日本の教育の偏りに、そしてデンマークの教育の偏りに気づけます。
自分の偏りをどう活かすか、それはこれから私が選べるのかもしれません。
そんな私の、本をよむことのお話、でした。


コメント